モデルによる理解

SIRモデルは、集団Nを感染可能者(Susceptable)S、感染済者(Infected)I、免疫獲得者(Recovered)Rに分け、感染可能者と感染済者の接触が感染可能者の感染を拡大し、また感染可能者が治癒または死亡により感染可能者+感染済者から除外される、という数理モデル(微分方程式モデル)です。このモデルは次の4項目に要約できます。

  • 接触率が人数の積に比例すると仮定
  • 感染者を下げるには、接触あたりの感染率を下げればよいモデル
  • 感染者から除外されるには、免疫獲得しかないモデル
  • 免疫獲得には、治癒か死亡しかないモデル

数理モデルとは数式で表現されたモデル全体を指して言い、これはその中の微分方程式モデルです。

再発症が注目されていますし、感染成功には接触時間にも比例してよさそうなので、発表された数字にこのモデルを当てはめて論じることには若干の疑問を覚えないでもありません。でも、感染を単純して説明するモデルとしての近似性能があるようです。(この記述は主観を交えています)

(以下、加筆予定)